私が大切にしている4つの断捨離

こんにちは、今日は『断捨離』についてのお話です☺︎


私は日々の生活の中にこまめに『断捨離』を取り入れています。

実際に断捨離を生活に取り入れるようになってからは、"古いものを手放さなければ新しいものは入ってこないのだなぁ" と身を持って実感するようになりました。

断捨離は、自分の身の回りが整理されることによって集中力や創造力を高めることができる非常に有効的なセルフマネジメントの1つですので、是非皆様も積極的にトライしていただければと思い、今日は具体的な断捨離の方法についてお話ししようと思います。


断捨離の対象は大きく分けて

①物

②人間関係

③環境

④思考

この4つで、中でも一番手をつけやすいのは ①物 です。

断捨離に慣れていない方は、ここから始めると習慣にしやすいかなと思います。

物を捨てるのが苦手な方は何か"マイルール"を設けるのがお勧めで、例えば私が決めているルールだと

『1シーズン着なかった服は破棄かリサイクルに回す』と決めています。

性格的に1年着なかった服は来年も着ない可能性が高いのでそういうルールにしていますが、ルールは自分に合ったもので悩んだ時の"基準"になればなんでも良いです。

あとはPCや携帯のデジタルデータの整理も非常におすすめです。

むしろ1日の多くの時間を携帯やPCを見て過ごしている方であれば、こちらの整理の方が大切かもしれません。

私はできる限り毎日30分デジタルデータも整理するようにしていますが、忙しいとなかなか難しいですね、PCデスクトップが自分の現状を表しているなぁとよく感じて反省しています。。。

部屋は心の現れ、PCもまた心の現れ、、、。


次に、②人間関係③環境の断捨離ですが、この2つは超密接にリンクしています。

"どちらかを捨てるとどちらかが変化する"

と言ったような関係です。

これは私は母の教えだと思っているのですが、

中学生の頃色々とヤンチャをしてしまって(本気の厨二病が発動していました。)頻繁に母親が校長室に呼び出されるのですが、その度に家に帰ると母がこう言うのです。

『やってしまったことは取り返せない。

反省して信頼を取り戻すということがどれだけ大変なことか覚悟した上で行動を考えなさい。

そして変わりたいと思うならまず環境を変えなさい。』 


今となってはこれが私の断捨離の第一歩だったような気もするのですが、

とてもベタな話で、ついに母親が泣く姿を見てようやく中学生の私は更生しようと考え始めます。だけど何をすればいいか分からない。。

更に母親からは常日頃から信頼を取り戻すのは大変だと釘を刺されまくっている。

これは相当な努力を見せなければ、、、。

ここで中学生の私は思い立ったようにその時つるんでいた"ヤンチャなグループ"から抜け出し、3年生の夏休みに入るとすぐに携帯を含む嗜好品を全て家に置いて、教科書だけ持って、山と川以外何もない田舎の祖父母の家に自ら出家しました。

進学校の受験戦争に挑むことにしたのです。

当時の私は偏差値も低く中堅レベル以下の高校しか選択肢がなかったので、起きてから寝るまで祖父母の家でひたすら勉強しました。

本当のことを言うと、

『こんな私でも頑張って進学校に合格すれば少しは"信頼を取り戻す"ことができるのだろうか?信頼を取り戻すって一体どれだけ大変なのか?』

反省よりもそれを体験してみたい、自分にもできるのか確かめたい"好奇心"の方が強かったように思います。

"じゃぁその信頼取り戻してやるよ。"的な、反発心的なものに近かったかもしれません。そしてギリギリ(本当にギリギリ 笑)県下2位の進学校に合格しました。

この時私は、

①環境と人間関係を変えれば人生が変わること

②信頼を取り戻すことの大変さ

この大切な 2つのことを、自分の身を持って体験させてもらったのだと思います。


若くしてその経験ができたおかげで、断捨離に慣れた今では人間関係と環境を手放すことに昔ほどストレスを感じなくなりました。

先日友人に『ピオ、人の悪口言わないよね』と言われて、ハッと、そういえば最近言わなくなったな。。と確かに自分でも思ったのですが、ずっとそんな聖人みたいな態度だったわけでは当然なく、ストレスの捌け口も欲していたし、誰かに愚痴を聞いてもらったことも沢山ありました。

ただ今は、徹底してストレスを感じる相手との関係を絶ち、職場などの環境においてもストレスになるものを全て手放した結果、確かに悪口を言うような相手は私の生活の中にはいないのです。これは非常に幸福度の高い状態であると感じています。

当然"手放す"という行為は、一時的に"失う"状態になるので大なり小なり必ず喪失感は生まれます。それが職場や人間関係などあなたたへの影響が大きいものであればあるほど、躊躇してしまう気持ちも理解できます。

だけど1度手放してしまえば、信じられないくらい急速に人生の幸福度は上がります。


但し、ここでの注意点が1つありまして、それは1度手放して空いたスペースにまた同じもの入れないことです。

これ、やってしまう人結構多いです。

例えば、会社に行くのが苦痛で退職したのであれば、次は出社するのが苦痛になるような会社は選ばないようにする、ということです。

そんなこと言っても入社してみなければ分からないというのも一理ありますが、例えば仕事の内容にストレスを感じているなら同じ業種は選ばないだとか、給料に不満があるなら給料が倍くらいのところを選ぶだとか、そういう自分のストレスになる要素を1つずつ削って次の選択をしてください。

そうすれば自分が本当は何にストレスを感じているのかが少しずつわかってきます。

給料が低いことなのか、人間関係なのか、はたまた職種が合っていないのか、、、それを繰り返していけば、自分に合った環境や人間関係がだんだんとはっきり見えてくるのです。

それをせずに、現状に文句だけを言うのはただの自分の人生への怠慢です。

ちなみに私は転職を繰り返して数多くの職場で働いてきた結果、結局"雇用されることが"自体がストレスだと解り、フリーランスで働く事を選択しました。

自分の人生を彩る要素を自分で選択することで、大切な仲間と愛する人たちだけで構成された人生を自分で形成することができます。

探せば世の中には性格が合わない人も苦手な人も沢山いるかもしれないけれど、私がそれを手放した以上、私の世界の中にその人たちは入ってこないし存在しない。

私のレンズを通して見る世界は、毎日が美しい。

これが、"自分の世界は自分が作っている"という何よりもの証明だと思うのです。


中にはそんな私を『冷たい』と言う人もいます。

私は多分人よりも少しだけ"手放す"ということに躊躇がありません。

人間関係を手放すことには慣れていて、その結果が生んだ成功体験も私の脳にインプットされているし、自分にとって必要のない人間関係は一刻も早く手放すべきだと信じています。

今までもそうしてきたし、これからもきっとそうしていくと思います。

ただ、そんな"冷酷"な私でも本当は寂しいことも伝えておきたいのです。

失って悲しかった人間関係だってあるし、今でも記憶に残っている人もいれば、究極の選択でやむを得ず手放した関係もあります。

そして同時に、今でも継続している良好な人間関係もあります。

全てを無闇に切り離し、捨てて来た訳ではないことは伝えておきたいと思います。

本当にご縁がある人とはその時必要なタイミングで必ず巡り合う、私たちは自分自身と大切な人を守るために、心を鬼にして不要なものを手放すのです。


最後に、④思考 の断捨離は少しトレーニングが必要ではありますが、これも ②人間関係  と ③環境 の変化によって多少矯正することができます。

本来であれば思考の断捨離に関しては、自分の思考の癖を分析して日々トレーニングすること(ネガティブな思考を手放すトレーニング)が効果的なのですが、これは認知行動療法や脳科学を応用した結構難易度が高い方法になるのでまた別で詳しく解説しようと思います。

話を戻して、付き合う人間が変われば自分の思考も周りの環境に少なからず影響されます。

これはアメリカの起業家ジム・ローン氏が提唱した【5人の法則】で説明がつきます。

“You are the average of the five People you spend the most time with.”

“あなたは、あなたが最も長い時間一緒に過ごしている友達5人の平均である”


この法則は、"どんな人と一緒に過ごすかで価値観や行動が変わり、結果的に仕事の成果なども左右する"ということを提唱しています。

過去の自分の言動や、その時周りにいた5人を思い出してみて下さい。

話し方、言葉使い、しぐさ、時間感覚、趣味、思考、年収、あらゆる面で、その時自分が最も深く関わっている人5人の平均が、その時の自分のスペックになります。

中でもアメリカの研究で実際に証明されているのは年収で、今一番深く関わっている5人の平均年収で、概ねあなたの今の年収と市場価値が計れます。

ずっとネガティブな発言をしている人たちが周りにいると、自分もそうなります。

貪欲に成長しようとする人たちが周りにいると、自分もそうなります。

年収1000万円の人たちが周りにいると、自分もそうなります。

人にはそれぞれ自分のコンフォートゾーン(居心地が良い空間)があり、あまりに自分と違う人たちといると居心地悪く感じてしまうため、人は同じような人たちに引き寄せらるようになっています。

とは言え、現状身の回りに年収1000万円の友達なんていないよ!と言う方は、先ほどの断捨離を思い出してください。

「こんな風にはなりたくないなぁ…」という人が近くにいるなら1秒でも早くその関係を手放し、「こんな風になりたい!」という人が近くにいたら全力で近づいてその人の思考や行動を自分の空いたスペースに取り入れてみてください。

あなたの人生そのものが大きく変わるはずです。


このように、"物"の断捨離でまずは慣れ、"人間関係"と"環境"を手放すことで幸福な"思考"を手に入れることができます。

全ては、"手放し"が生んだ産物です。

成長過程において断捨離は不可欠ですので、大切なものと不要なものの"整理"だと思って是非取り組んで見てください^^

 

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